医療法人 福歯会

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2017-01-28 16:15

子どものむし歯



幼児期(乳歯列期)は、乳歯が生えそろい永久歯が生え始める大切な時期です。むし歯になると痛い・噛めないなどの症状や、永久歯のかみ合わせにも大きく影響してしまいます。生えかわるからと、安心してはいけません。永久歯が健全で正しい歯並びで生えるための大切なリード役です。むし歯にならないために、お口のケアを見直してみましょう。

4つの要因でむし歯ができる
 むし歯菌は糖質を栄養にして、ねばねばした物質をつくり、食べかすとともに歯垢(プラーク)となります。その中で、むし歯菌が増えて酸をつくり、硬い歯の表面(エナメル質)を溶かしてむし歯になります。

むし歯になりやすい場所は?
 3歳ごろに乳歯は生えそろいます。甘いものやお菓子もよく食べて、むし歯菌の数も増える時期。乳歯の奥歯をよく見ると複雑な溝がいっぱい。そこにプラーク(歯垢)が残り、むし歯ができてしまいます。
奥歯の深い溝や、奥歯の歯と歯の間は要注意です!

デンタルフロス(糸ようじ)
 「子どもにフロス?」なんて思っていませんか?
歯と歯の間は、歯ブラシだけではなかなか汚れが取れなく、むし歯になると永久歯の歯並びにも大きく影響します。そこでデンタルフロス(糸ようじ)。汚れを残さないためにもデンタルフロスは必要です。
デンタルフロスは歯肉を傷つけないように、歯の側面に沿って2~3回、上下にゆっくり動かします。