医療法人 福歯会

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2013-02-26 10:28

エックス線はこわくない!⑬


⑬歯周病はどんなふうに写るの?

歯周病は歯を支えている組織に起こる病気です。歯肉(歯ぐき)、歯根膜(歯根のまわり)や歯槽骨(歯が植わっている部分の骨など)が組織です。
歯周病は歯肉の炎症(歯肉炎)と、歯根膜や歯槽骨に広がった炎症である歯周炎があります。

<エックス線で見られないもの>
歯肉炎は、歯肉という柔らかい組織だけの炎症ですのでエックス線写真では見る事ができず、視診やさわってみる触診などによって診断されます。
<エックス線で見られるもの>
歯周炎はエックス線を吸収する骨に変化が現れるのでエックス線写真で診断します。

歯周病がひどくなると歯を支える骨が全くなくなってしまって、歯肉だけで支えられている場合もあります。一度吸収されてしまった骨は元には戻りませんから、日頃からの管理が大切です。
とくに歯石があるかどうかは1年に2回程度チェックしてもらう必要があります。