医療法人 福歯会

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2013-06-25 10:59

よくかめるインプラント②


<インプラントはなぜかめるのか>
咀嚼力回復の鍵は、人工歯根(フィクスチャー)に使用されているチタンの、骨の組織と直接結合する「オッセオインテグレーション」という特性です。最初の患者のインプラントは、亡くなるまでの41年間機能し続け、耐久性の高さは実証されています。フィクスチャーが咀嚼の刺激を顎の骨に伝達することで、天然歯のようなようなかみ心地が得られます。
「第2の永久歯」とも呼ばれる通り、天然歯が持つ機能を人工物で再現し、安定した咀嚼力を再現できることが最大の特徴です。
<インプラント治療のポイント>
咀嚼力の回復が望めるインプラントだが、単体で自立して機能するという点も大きなメリットです。ブリッジの場合、欠損部分に隣接した歯を削り、その上に連結した人工歯を固定するので、健康な歯を傷つけなくてはなりません。削った歯への負担が大きく、その歯を失う原因にもなってしまいます。部分入れ歯も、周囲の歯に金属のバネを引っ掛けて固定するため、他の歯への負担やバネが目立つという審美性のデメリットもあります。総入れ歯の場合は、固定源がないため合わない入れ歯だと外れやすく、咀嚼力は天然歯は20~30%に低下するといわれています。インプラントのリスクとしては、外科手術が必要であること、衛生管理が不十分だと感染症にかかる可能性があることなどがあげられます。また、手術を行うためには、術前の正確な診査・診断、歯科医師の経験と技術が必要となり、歯科医院選びも慎重に行わなくてはならない。保険適用外なので費用が高額となるのも気になる点だろう。それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで、ライフスタイルに合った治療を選択しましょう。