医療法人 福歯会

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2016-06-14 17:10

入れ歯を快適にご使用いただくために


入れ歯に慣れて快適に過ごすために
入れ歯が初めての方は、みなさん苦労されます。しかし、入れ歯を付けないでいると入れ歯が合わなくなるだけでなく、お口の中にも様々な悪影響を及ぼします。

入れ歯を入れてしばらくの間は「慣れる」「調整する」必要があります。例えば靴。新しい靴は、疲れやすかったり、痛かったりといった事がありますが、履き続けることで、足に馴染み快適に歩くことが出来るようになります。
入れ歯も同じように食事や話し方になれ、痛みがあるときは調整し、徐々にお口に馴染ませることが必要です。

☆トレーニングで入れ歯に慣れる☆
入れ歯に早く慣れるためには、トレーニングが効果的です。
話し方
「サ行」と「タ行」の言葉が話しづらくなります。話すことに早く慣れるためには、声を出して本を読むなど話す練習ウをしましょう。
食べ方
最初は軟らかい物や小さく切った食べ物から始めてください。慣れてきたら、徐々に硬いもの、大きい物にしていきます。

☆食事のポイント☆
入れ歯になると、噛む力が食べ物に伝わりにくくなります。硬いもの、繊維の多いもの、噛み切りにくいものなど、噛み砕くのに必要以上に長い時間がかかります。
入れ歯は天然の歯に比べて噛む力が低下します。
天然歯の噛む力を100%とすると
部分入れ歯で約50~65%、総入れ歯で約25~30%です。

!食事で注意が必要なもの!
●ゴマなどの硬いつぶは入れ歯と歯ぐきの間に入ると痛くなります。
●イカ、タコ、お肉、繊維性の食べ物など、歯切れが悪い物は切れ目を入れるなど調理の工夫がひつようです。
●お餅などの入れ歯にくっつきやすい物も少しずつ食べるなど注意が必要です。