医療法人 福歯会

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2016-09-23 16:27

予防歯科


歯科専門家のアドバイスで、毎日のセルフケアをしっかりと

 歯垢は、細菌が作りだすネバネバの物質によって歯に強く付着しています。うがいだけでは落ちないので、ハブラシによるブラッシングが欠かせません。奥歯のかみ合わせ面や歯と歯の間はむし歯になりやすいので、特にしっかりみがきましょう。歯と歯の間の汚れはハブラシだけでは落ちにくいので、デンタルフロスや歯間ブラシを使います。日本では、海外に比べるとこれら補助用品を使う人が少ないのですが、歯垢をきちんと落とすためにぜひ活用していただきたいものですまた、奥歯や歯並びの悪いところには、ワンタフトブラシも適しています。
 気になる症状があるときはもちろん、効果的なセルフケアを実践するためにも定期的に歯科専門家に診てもらい、適切なブラッシングができているかを確認し、自分に合ったみがき方をアドバイスしてもらうとよいでしょう。
 一方、歯質を強くしてむし歯になりにくくするには「フッ素(フッ素化合物)」が役立ちます。フッ素は自然界にある微量元素で、人間の歯や骨を作るのに欠かせない必須栄養素のひとつです。歯科専門家にフッ素を年に2回ほど歯に塗布してもらい、毎日のセルフケアではフッ素配合のハミガキやフッ素ジェルなどを使うことで、歯にフッ素を残すことが大切です。
 むし歯は就寝中にできやすいので、特におやすみ前のセルフケアは大切です。口の中の唾液量が減る夜間は、原因菌が活動しやすいからです。寝る前に細菌を増やさない機能を持ったデンタルリンスなどを活用することも良いでしょう。

歯と口の健康のために予防歯科を実践しましょう

 むし歯予防を始めとする歯と口の健康づくりには、定期的に歯科医師や歯科衛生士などからチェックやブラッシング指導を受け、毎日のみがき残しを減らすことが大切です。歯科専門家が行う「プロフェッショナルケア」と、ご家庭での「セルフケア」の両方で歯と口の健康を保つのが、予防歯科の考え方です。毎日、予防歯科を実践して、歯と口の大切な健康を守りましょう。