⑪歯のエックス線写真でどこをみているの?
エックス線写真は①歯冠(歯の頭部分)から観察し、顎の骨の中にある②歯根(歯の根の部分)へ、そして③歯槽骨(歯の周りの骨)という順にみていきます。
①歯冠では虫歯(カリエス)がある→あった場合はその位置と神経(歯髄)に近いか歯髄まで広がっているか→治療法を考える→詰めるだけですむのか、神経をとるかなど治療が変わってきます。
②歯根についてはまず歯根数(1本、2本、3本と歯によって違います)、先の方で曲がっていないか(湾曲といいす)、根が太くなっていないか(根の部分のセメント質というものが厚くなってくるもので肥大という)などを見ます。
③虫歯から歯の神経や根の周りに炎症が広がっている可能性もあるので慎重に見ていきます。