顎関節症は顎の骨の構造的な問題を別にすると、治療の中心が運動療法や生活・行動を改善する治療法に移ってきています。このことからも本人自身のセルフケアが大切だといえます。まずはストレスの上手なコントロールと、自分の癖や習慣を意識して見直してみましょう。また、顎に負担をかけないためには、硬すぎるものは食べない、口を大きく開けない、ものをかむとき以外は上下の歯を接触させないなどの注意も必要です。
ただし顎の関節のストレッチや開口練習は、病状や原因によって効果的な治療法が異なるため、独断で実行することは避け、あくまでも歯科医師や専門医の指導の下で行うようにしましょう。