顎関節症は生活習慣や精神的な病気と関わりが深いため、治療法も多岐にわたっている。
①行動の認知療法…自分の生活習慣や癖など、原因となりうる姿勢や行動を自覚し、そのような生活習慣や癖を避けるようにします。
②スプリント療法…マウスピースの一種で、スプリントという歯列を覆う装具を装着することで、歯をかみしめる、歯ぎしりするをするなどの際に、顎の筋肉が緊張することを防ぐ。
③マニピュレーション療法…歯科医師が手と指で顎の関節や筋肉をストレッチする、関節円板を正しい位置に戻す運動療法の一つ
④薬物療法…痛みが強い場合に薬で炎症を鎮めたり、筋肉が痛みで固まっている場合に筋弛緩剤を用いたりします。また痛みの軽減のため抗不案薬、抗うつ薬を使用する場合もあります。