医療法人 福歯会

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2013-09-14 11:49

歯のけが~永久歯の外傷~


成長期の活発な子どもにとって、歯をケガする危険性は非常に高くなっています。予期せぬ事故が起こった時、的確に応急処置をすることで歯のダメージを最小限にとどめます。

1.歯が折れた
折れた破片は水に浸して(牛乳に浸さないでください)歯科医院に持っていきましょう。歯の神経(歯髄)を守るために、1日以内に受診するのが最良です。

2.歯がぐらつく
歯の位置がずれたり、揺れが大きい場合は飲み込まないよう気をつけて、少なくとも3日以内に受診しましょう。

3.歯ぐきが剥がれている・唇が切れた・舌をかんだ
傷口を清潔なガーゼで押さえて、できるだけ血を止めて歯科医院に受診して下さい。

4.歯が抜けた
何はともあれ、抜けた歯を持って歯科医院を受診してください。1時間以内の受診が最良です。牛乳があれば抜けた歯を浸して来てください。1時間以内に受診できそうならラップ等に包んでも構いません。ただし抜けた歯を水道水で洗っては行けません。

けがの影響は後で出る可能性があります。歯の色が変わる、痛みが出る、歯ぐきが腫れる、膿が出る、生えたての歯の形が変、などの症状です。定期健診を最低1年は続けることが大切です。

~乳歯のけが~
不意に転んだり、人や物と激突して顔、口の中を受傷します。乳歯がけがをするとその後から生えてくる永久歯に影響があります。永久歯の歯の表面が変色する、形が変更する、正常に生えてこなくなる、などが起こる可能性があります。
乳歯のけがをしたら、一刻も早く歯科医院に受診し処置をうけましょう。そして永久歯が生えそろうまで、定期的な健診を受けましょう。