医療法人 福歯会

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2013-10-02 17:29

歯科麻酔は安全で良質な治療に役立つ!


*進化する麻酔治療*
 歯科麻酔というと、むし歯の抜歯や神経を抜くときに歯茎に注射することを思い浮かべる人が多いでしょう。麻酔というのは治療のベースとなる行為であって、それ自体は治療ではありません。より快適な治療を求めて麻酔を活用するのも重要な要素ですが、歯がボロボロなのに、怖くて治療が受けれられない、歯科医院に行けないという人や、持病のある患者さんに、体への負担を減らすために精神鎮痛法ばどを活用する、さらに不随意運動などを伴う身体障害者の治療に全身麻酔や鎮痛法を適用するという機会はさらに増えるでしょう。
 

*障害者への治療法*
 まだ障害者への治療に際しては、患者さんの行動を抑制することが多いようです。しかし薬物で体動をコントロールすると、患者自身の精神的、肉体的ストレスがかなり軽減されます。こうした行動抑制から行動調整法への考え方への転換は、どのような患者さんに対してもストレスの少ない治療法として有効です。

*高齢化社会とともに進化する麻酔治療*
 また高齢化社会が進む中で全身管理の知識と技能を持った歯科医師がますます必要となります。さらに医療の質の向上、より快適な医療の提供という意味で、歯科麻酔科医の存在は、より重要になると思います。