歯周病が発症し進行するのは、口の中、全身の状態、環境など、いろいろな要因があり、これらが複雑にからみ合っています。 歯周病の予防には、歯間ブラシやデンタルフロスを用いた毎日のセルフケアが基本です。 しかし、どうしてもみがき残しができるので定期的に歯科受診をして、プロフェッショナルケアを受けてください。 受診のときに大切なのは、口の中の状態だけでなく、全身の健康状態や飲んでいる薬なども含め、できるだけ正確に歯科医師に伝えるようにします。 特に糖尿病や心臓に不安がある方は、外科的な処置を行わずに抗生物質などの服用で経過をみることもありますから、きちんと伝えてください。 また、歯周病は生活習慣病の一つなので、メタボ対策と同じように、食生活の改善、禁煙、十分な睡眠、ストレス軽減、適度な運動など、積極的に生活習慣を見直して、歯周病にかかりにくい身体、悪化させない身体づくりに取り組んでください。