こんな話を聞いたことがあります。
保育園児のYちゃんの両親は共働きで、Yちゃんが5歳になると外食が増えました。 始めは喜んでいたYちゃんも、だんだん楽しくなくなり、ある日お迎えに来たママに「今日はおうちで食べよ。私が作るから」と言ったそうです。 子供たちは、自分の好きな人と、好きな場所で食べたいんですね。 栄養のバランスを考えて、毎日必ず手作りする必要はありません。
それよりも、食事を通して「こと家と自分の親が大好き」という思いを刻むことです。 親が「食事=暮らしを大切にしている」と態度で伝えることで、子供たちは暮らしの大切さを学び、自分が愛されている実感をもつのです。 食事の内容もさることながら、まずは家族そろって家で食事をする回数を増やすよう努めてみてください。 買ってきたお惣菜でも結構です。その際、テレビを消して会話を楽しむこと。 「おうちで家族とご飯を食べることは楽しい。家族とはいいものだ」という記憶を、子供にプレゼントしてあげてください。 その記憶が、将来のわが子の心の支えとなるのです。