医療法人 福歯会

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2013-02-23 15:19

エックス線はこわくない!⑦


⑦歯医者さんで使うエックス線装置にはどんなものがあるの?

歯医者さんで行うエックス線検査は、歯を2~3本単位で写す口内法撮影(デンタル撮影)、すべての歯と顎の骨を1枚のフィルムで写すパノラマエックス線撮影、そして歯科矯正のためや小児の発育状態をみるために行う頭部規格撮影(セファロ撮影:後述)があります。
(Ⅰ)口内法撮影装置
口の中に入れたフィルムに、顔の外側からエックス線を照射して歯を撮影する装置です。アームの先端にエックス線管の入っているヘッドがあり、円筒形の筒からエックス線が出てきます。余分な場所にエックス線が当たらないよう直径6㎝以下に絞られていますので、他の部位の被ばくは無視できるくらいになっています。
(Ⅱ)パノラマエックス撮影装置
口内法エックス線撮影のように歯を数本ずつ撮すのではなく、上下の歯と顎全体を一度に撮してしまうのがパノラマエックス線です。顔の周りでフィルムとエックス線管を回転させながら撮影する装置で撮影します。
*パノラマエックス線撮影時、ネックレスやピアス・ヘアピンなどの金属を外していただくのは、装置が顔の周りを回りながら撮影しますので、これらの物が他の所にも写ってしまうためです。