<健康な歯と口で「高齢」より「長寿」へ!>
平成元年に始まった「8020運動」の浸透に伴い、日本人の歯の健康に対する意識も年々高まってきている。8020運動開始前の昭和62年には75~79歳で20本以上の歯を有する人の割合はわずか9.4%だったが、平成23年には47.6%と大幅に上昇した(歯科疾患実態調査)。8020達成者は相対的にQOL(生活の質)が良好で、社会活動意欲があることや、残っている歯の本数が多いほど寿命が長いという調査結果もある。残念ながら歯を失ってしまった場合も、しかっりとした歯科治療を受けて再びかめる口を取り戻せば、8020達成者と同様に高いQOLを保つことが可能だ。長い老後もずっとおいしく食事をし、ただ「高齢」なだけでなく、「長寿」と呼ばれるのがふさわしい、健康でいきいきした人生を送りたいものです。