医療法人 福歯会

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2013-07-12 10:45

キシリトールについて②★


●キシリトールとフッ素は相乗作用で効果的。虫歯の形成を抑え、口の中を清潔に保つ働きが倍増されます。フッ素について正しく知って、デンタルケアに活かしましょう。
フッ素(フッ化物ともいいます)が歯に取り込まれると表面が硬い結晶になり、むし歯の原因である酸に対しての抵抗力が強くなります。また、歯のエナメル質の周りにフッ素があると、むし歯菌の出す酸のために溶け出したカルシウムやリン酸が、再び歯に定着する働きが促進されます。フッ化物とキシリトールは相互に働き合って歯の状態を健康に保つ働きをしてくれるのです。
●永久歯が生えたての子どもは、キシリトールガムの摂取やフッ化物の塗布は特に効果があります。
子どもにとってキシリトールの摂取やフッ化物の塗布は特に重要です。永久歯が生えたての頃は、まだ歯が成熟していないのでむし歯菌の影響を受けてむし歯になりやすいからです。食後や歯みがき後にキシリトールガムを噛むことを習慣づけることはもちろん、歯科医院と相談の上、定期的にフッ化物の塗布を受けることをお勧めします。