おしゃぶりの使用は、長時間子どもが静かになるなど、育児担当者の安らぎという点では利点があるかもしれません。しかし長時間にわたるおしゃぶりの使用は歯並びの問題を起こしたり、お話をする時に舌が出るなど、お口の機能に異常をもたらす原因となることがあります。
なおアメリカの論文に、おしゃぶりは乳幼児突然死を予防するというものがあります。このことにつきましては人種による顔面の形の違い、また乳児期の授乳方法、寝かせ方の違いもあり、一概に日本人に当てはめて同様に考えてよいかどうかはまだ明確ではありません。さらにおしゃぶりと指しゃぶりは考え方が同一ではないことを付け加えます。