歯周病が引き金となって起きるさまざまな疾患.2
②動脈硬化と心筋梗塞・狭心症
動脈硬化とは何らかの要因で、血管の内壁が狭くなり、血栓ができるなど血液がスムーズに流れない状態になっていることを指す。これまではコレステロールなどの脂質が、血液中に多くなり過ぎる高脂血症が主な原因とされてきたが、どうやら細菌やウイルスへの感染が、血管の内壁に炎症を起こし、動脈硬化の発症に深く関わっている、ということがわかってきた。動脈硬化は狭心症や心筋梗塞を引き起こすが、脳の血管が動脈硬化になると、脳梗塞の原因となる。
2013-05-25 16:45:28
歯周病が引き金となって起きるさまざ疾患.1
実は口の中は、人間の体の中で最も細菌が多い場所です。細菌が歯茎にたくさん集まっている毛細血管を通して、血液によって体中に運ばれていき、さまざまな病気を発症させる。まさに高齢者の命を奪ったり、胎児にさえダメージを与える「本当に怖い」病気であることを認識しましょう。
①糖尿病との深い関わり
生活習慣病の中で、特に糖尿病は歯周病との相関関係が強いです。糖尿病になると免疫機能が低下するので、歯周病菌の繁殖を抑制することができにくくなる。口腔内の糖の量も増えて歯周病菌がの栄養源となり、さらに唾液の分泌が減少するので、歯の繁殖を抑制しきれなくなるため、歯周病が進行しやすくなってしまいます。歯周病が進行すると、炎症により(腫瘍壊死因子)という物質が出現し、それが血液中に入ると血糖値を下げるインスリンをつくりにくくし、その結果血糖値が上昇して糖尿病のコントロールを困難にします。インスリンの産生が阻害されると、体はより多くのインスリンを生産しようとして、高血糖となり糖尿病のさらなる悪化を招いてしまう。
2013-05-22 10:34:47
歯垢(プラーク)除去には、お口に合わせた歯みがきが大切です
口の中の状態は一人ひとり異なるので、歯みがきもその人に合わせた方法で行うことが有効です。
とくに歯垢が取れにくい歯と歯の間や奥歯のかみ合わせ、歯と歯ぐきの境目はハブラシの毛先が届きにくく、磨き残しやすい部分です。また、自分のクセが自然についてしまうと、常にみがき残す場所ができてしまいます。
歯科医院で歯みがき指導を受けると、歯の状態に合わせた歯垢のきちんとした落とし方や、自分の歯みがきの弱点などを知ることができます。定期的な健診を含め、歯科医師や歯科衛生士といった専門家の指導を受けて、適切なオーラルケアを心がけましょう。
2013-05-18 14:49:54
歯垢(プラーク)は口の病気を引き起こす原因です。
歯垢は生きた細菌のかたまりです。歯垢の中にはむし歯の原因菌であるミュータンス菌や歯周病菌などが存在しており、むし歯や歯周病、口臭など歯と口のトラブルの原因になります。磨き残しがあると、歯垢が付着したままになり、口の中は危険な状態にさらされてしまいます。
食後の歯みがきで歯垢をきちんと除去し、歯と口の健康を心がけましょう。
2013-05-18 10:24:26
歯の教室
口の中には、人間の体で最も多くの種類の細菌が存在しています。とくに気をつけたいにが、むし歯や歯周病、口臭など口に関する多くのトラブルの原因になる歯垢です。歯垢は食べかすだと思っている人も多いようですが、これは歯の表面に付着して増殖する生きた細菌のかたまり。1mgの歯垢の中には、およそ1億個もの細菌がいると言われています。歯に強く付着している歯垢は粘着性があり、うがいでは除去することができません。毎日の歯みがきで歯垢をしっかり取り除くことが大切です。「食べたら磨く」習慣を身につけるとともに、歯と口の健康を守るため、歯科医院で定期的に健診を受けましょう。
2013-05-18 10:05:48