歯みがきスタート♬
Q:小さな子供の歯みがき習慣はいつから始める?
A:下の前歯が生えたら、授乳や離乳食の後に人肌のお湯に浸したガーゼなどで丁寧に歯のまわりを拭くことから始めましょう。歯が生える前からお母さんが指で歯ぐきをさわるなどして、口の中に指を入れることに慣れさせておくといいです。なんでも口の中に入れるようになったら、歯科医院と相談の上、歯ブラシを持たせてみましょう。 上下6本生える1~2歳ごろには、膝の上に寝かせて小さな柔らかい歯ブラシで磨いてあげましょう。歯磨き剤は必要ありません。乳歯が生えそろう2~3歳ごろは歯ブラシを持たせて自分で磨かせます。お手本をみせて一緒にやり、うがいができるようになれば、一人磨きに挑戦しましょう。3~4歳を過ぎたら、正しい磨き方を練習させ、完全に一人で磨けるようになるまでは、仕上げ磨き・点検磨きを忘れないようにしましょう。
*歯みがきのポイント*
●子どもをまっすぐに寝かせる
(あぐらを組むと安定します)
●歯をよく見て、確実にブラシをあてる
(歯ぐき、舌などにブラシをあてないように)
●広がった歯ブラシを使わない
(歯垢をきれいに落とすことができないだけでなく、歯ぐきを傷つける)
2013-07-12 11:53:55
キシリトールについて②★
●キシリトールとフッ素は相乗作用で効果的。虫歯の形成を抑え、口の中を清潔に保つ働きが倍増されます。フッ素について正しく知って、デンタルケアに活かしましょう。
フッ素(フッ化物ともいいます)が歯に取り込まれると表面が硬い結晶になり、むし歯の原因である酸に対しての抵抗力が強くなります。また、歯のエナメル質の周りにフッ素があると、むし歯菌の出す酸のために溶け出したカルシウムやリン酸が、再び歯に定着する働きが促進されます。フッ化物とキシリトールは相互に働き合って歯の状態を健康に保つ働きをしてくれるのです。
●永久歯が生えたての子どもは、キシリトールガムの摂取やフッ化物の塗布は特に効果があります。
子どもにとってキシリトールの摂取やフッ化物の塗布は特に重要です。永久歯が生えたての頃は、まだ歯が成熟していないのでむし歯菌の影響を受けてむし歯になりやすいからです。食後や歯みがき後にキシリトールガムを噛むことを習慣づけることはもちろん、歯科医院と相談の上、定期的にフッ化物の塗布を受けることをお勧めします。
2013-07-12 10:45:52
キシリトールについて★
天然素材の甘味料で、むし歯の原因となる酸を作らない糖を含んだ食材として注目されているキシリトール。ガムやタブレットなど、たくさんの種類のキシリトール商品が販売されています。もともとキシリトールは、プラム(すもも)、イチゴ、バナナ、レタス、ホウレンソウなどの果物や野菜に多く含まれています。キシリトール製品だけにたよるのではなく、これらの食材を積極的に調理してバランスのとれた食事をとることが、ひいては歯の環境を整えることにもつながります。
●どのくらい摂取し続けると効果が出るか?
天然の成分ですので薬品のような効き方と異なり、2週間から1ヶ月くらいで効果があらわれますが、その効果を有効に持続させるには1~2年の摂取が必要とされています。
●キシリトールガムを噛むと、歯みがきは必要ないの?
歯みがきはあくまで必要です。粘着性のあるプラーク(歯垢)をサラサラにさせる働きがキシリトールにはあるので、ガムを噛んだ後に歯みがきをすると、プラークを簡単に取り除くことができるようになります。
●フッ素入り歯みがき剤との併用は効果的?
フッ化物とキシリトールを併用すると効果は増大し、新しいむし歯の発生を抑えることができます。
●妊婦はキシリトールを採っても大丈夫?
安全です。特に産後、乳幼児へのミュータンス菌の感染が抑えられると言われているので、むしろ妊婦にとってはもってこいの食材と言えるかも知れません。また、歯の力が弱くてガムを噛めない方専用にタブレット状になったキシリトールも販売されており、お年寄りもご利用いただけます。
2013-07-09 15:42:35
歯科医選びここがポイント!
●いきなりインプラント治療をすすめない
入れ歯、ブリッジなど他の治療法との比較、検討をきちんと提示する。
●インプラント埋入本数、あるいは症例数を自慢しない
普通、どんなことでも自信のある人間は自慢をしない。
●主訴、既従歴、現病歴に関する質問を十分にする
今までかかった病気や、現在の病気を聞かないのはあり得ない。
●現在医科で治療を受けている場合、その担当医に問い合わせをする
「血圧が高いが、手術は大丈夫か」など担当医師に手術を行う際の不安点をきちんと質問する。
●できればCT検査を行う
全ての症例に必要ではないが、できれば撮ったほうがよい。現在はたいていの地域にCT撮影依頼を受けている病院があるので、自分の医院にないからやらないというのは言い訳にすぎない。
●費用と治療期間の説明をしっかり行う
患者にとって一番気になる点はここなはず。
●治療の利点ばかりでなく、欠点・危険性の説明もしっかり行う
「もしかしたらこういうことが起こるかもしれない」という、将来的に起こりうるリスクに対してもきちんと説明する。
●承諾書を作成する
費用、リスク、その他注意点など書類としてきちんと残す。
●施設内が清掃
手術なので基本中の基本。
●アフターケア、治療後のメインテナンスの必要性を強調
インプラントは入ったその日からが始まりというくらい、埋入後からのケアが大切です。ちょうきにわたり、定期的な通院が必要であることを理解してもらったうえで、手術になる。
2013-07-08 17:44:39
インプラント医選びは結婚相手よりも慎重に
インプラント治療はいい状態を保つことができれば40年も持つ画期的な治療法です。義歯がしっかり固定でき、よくかめるようになり、単体で治療が行えるので、残存歯に負担がかからないなどの多くのメリットがあります。このメリットを最大限生かし、しっかりかめるようになるため、患者さん自身も賢くなり、きちんとした治療、医師を選び取ることが必要です。なぜなら私どもの大学病院にかかる患者さんの5人に1人が、他院での術後トラベルを抱えての来院という事実があるからです。その多くは執刀医師の紹介状もなく、悩みあぐねたうえで自ら来院された人がほとんどです。正しい選択をすれば得られるメリットが大きい治療法なのですが、深い知識もなく安易に受けると取り返しのつかない目に合ってしまいます。
人生において、誰もが慎重に選ぶ結婚相手よりも、もっと慎重に歯科医師を選ぶべきです。結婚はやり直しがききますが、インプラントは失敗するとやり直しが困難という最大の欠点があるのです。
2013-07-03 09:37:02