<なぜ治療期間が長いのかインプラント治療の流れ>
インプラント治療の一般的な流れは、①カウンセリング②検査③埋入手術④人工歯を作製して取り付ける補綴処置となります。治療の開始から完了まではおよそ3~5ヵ月だが、むし歯や歯周病治療、顎の骨が足りない場合には骨造成など術前処置を行うこともあるので、必要な治療期間は口腔内の状態によって異なります。
埋入手術後は、フィクスチャーが骨に定着するまでに、下顎では早い場合で2ヵ月、上顎は3ヵ月前後治療期間がかかります。この間は仮歯が入り、最終的な上部構造を装着して完成となります。
インプラントは埋められたらそれで終了ではなく、長期間安定して使用するために、定期的なメンテナンスが欠かせない。上部構造は人工物なので虫歯になることはないが、歯周病(インプラント周囲炎)が進行すれば、インプラントを撤去せざるを得ない場合もあります。定期検診でプロによるクリーニングや、かみ合わせのチェックを受けることがよい状態を維持するための必須条件です。